これについて混同している人は、非常に多いです。
もちろんペルソナを考える上でターゲット設定できていることは前提であるのですが、そのあたりを分からずに考えている人も多いように思います。
諸説ありますが、僕なりの考え方をここではお伝えします。
もくじ
ターゲット設定とペルソナはちがう
そもそも、ターゲット設定とペルソナは分けて考えたほうが分かりやすいケースが多いです。
考え方
- ターゲット設定⇒狙う層をざっくり分類すること
- ペルソナ⇒その狙う層の中でも、具体的な1人を設定し、詳細に分析していくこと
こうなります。
とにかくペルソナを考えるなら、まずターゲット設定を先にしたほうがいいってことです。
ターゲット設定は商品認知ベースで4段階にステージ分けするのが大切
さきほど、ターゲット設定は「狙う層をざっくり分類すること」とお伝えしました。
ここでは、4タイプにざっくり分けるやり方でやっていきます。
4タイプ分け
- タイプ①:「その商品が欲しい!めっちゃ興味を持っている」
- タイプ②:「その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない」
- タイプ③:「ベネフィットに興味があるけど、その商品を知らない」
- タイプ④:「まったく関心がない」
タイプ①は、かなり具体的に商品を探しており、条件さえ合えば購入する人。
タイプ②は、商品に興味があるけど、まだ比較検討段階の人。
タイプ③は、悩んではいるけど、「なにかいい方法がないかなぁ?」と思っているような人。
基本的にタイプ④は対象外なので、この①~③を狙ってターゲティングを行っていきます。
もう少し、具体例をみていきましょう。
たとえば、発泡酒で考えたとき
スーパーで、
- タイプ①:「キリン 淡麗グリーンラベル」が欲しくて買いに来た。
- タイプ②:「発泡酒が欲しい」とは思っているが、銘柄まではきまっていない。
- タイプ③:ビールが欲しいが高くて手が出ない。「アルコールで何か他にいいのがないかな?」
このように、自分の商品でターゲットとなりえる人をざっくり3ステージに分けて、「どのステージの人に対して狙っていくのか?」とあらかじめ考えておくことが大切です。
タイプによってそもそも訴求すべきことが変わってくるので、ここがずれている or 考えれていないとユーザーにハマるアイデアというのは出てきません。
ターゲット設定を行ってから、ペルソナで具体的に深堀する
では上記でタイプ分けをして、たとえば「今回はタイプ③を狙おう」となったとき。
ペルソナ設定をして、タイプ③の中でも具体的な人・状況を設定していきます。
- 32歳、男性(仮名:佐藤さん)
- 大手企業のサラリーマン
- 妻と子供あり
- 週末は基本家族サービスをして過ごす
- 風呂あがりのビールがたまらない
- 最近家を買ったのでローンの負担が大きい
- 節約を心がけている
- いままでずっとビールを飲んでいて、発泡酒や第3のビールなど考えたことがない(ほぼ知らない)
これはあくまで一例ですが、このようにタイプ③の中でもさらに具体的に今回狙う商品がどのようなターゲットにささりそうか?と深堀していく感じです。
このような感じでターゲット設定をして、つぎにペルソナを考えていくのが自然な流れです。
ちなみに今回お伝えした考え方は、この「ポチらせる文章術」の内容がベースになっています。
少しでも興味があれば、ぜひ読んでみてください。