まさかターゲット設定=ペルソナだと思っていませんか?

パイプ椅子と机

トモダチ
上司に言われたんで、ペルソナ使ってターゲット決めていくわ
ジェイ
ん?ターゲット設定はどのタイプねらってペルソナ作ってるの?
トモダチ
ペルソナがターゲットじゃん!
ジェイ
いや、だからあの・・・

これについて混同している人は、非常に多いです。

もちろんペルソナを考える上でターゲット設定できていることは前提であるのですが、そのあたりを分からずに考えている人も多いように思います。

諸説ありますが、僕なりの考え方をここではお伝えします。

ターゲット設定とペルソナはちがう

そもそも、ターゲット設定とペルソナは分けて考えたほうが分かりやすいケースが多いです。

考え方

  • ターゲット設定⇒狙う層をざっくり分類すること
  • ペルソナ⇒その狙う層の中でも、具体的な1人を設定し、詳細に分析していくこと

こうなります。

とにかくペルソナを考えるなら、まずターゲット設定を先にしたほうがいいってことです。

トモダチ
でも、どうやってやったらええの…?

ターゲット設定は商品認知ベースで4段階にステージ分けするのが大切

さきほど、ターゲット設定は「狙う層をざっくり分類すること」とお伝えしました。

ここでは、4タイプにざっくり分けるやり方でやっていきます。

4タイプ分け

  • タイプ①:「その商品が欲しい!めっちゃ興味を持っている」
  • タイプ②:「その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない」
  • タイプ③:「ベネフィットに興味があるけど、その商品を知らない」
  • タイプ④:「まったく関心がない」

タイプ①は、かなり具体的に商品を探しており、条件さえ合えば購入する人

タイプ②は、商品に興味があるけど、まだ比較検討段階の人

タイプ③は、悩んではいるけど、「なにかいい方法がないかなぁ?」と思っているような人

基本的にタイプ④は対象外なので、この①~③を狙ってターゲティングを行っていきます。

もう少し、具体例をみていきましょう。

たとえば、発泡酒で考えたとき

スーパーで、

  • タイプ①:「キリン 淡麗グリーンラベル」が欲しくて買いに来た。
  • タイプ②:「発泡酒が欲しい」とは思っているが、銘柄まではきまっていない。
  • タイプ③:ビールが欲しいが高くて手が出ない。「アルコールで何か他にいいのがないかな?」
MEMO
第3のビールでも、ほぼ同じ考え方ができます。

このように、自分の商品でターゲットとなりえる人をざっくり3ステージに分けて、「どのステージの人に対して狙っていくのか?」とあらかじめ考えておくことが大切です。

タイプによってそもそも訴求すべきことが変わってくるので、ここがずれている or 考えれていないとユーザーにハマるアイデアというのは出てきません。

ターゲット設定を行ってから、ペルソナで具体的に深堀する

ジェイ
ターゲット設定(ステージ分け)ができたら、ここではじめてペルソナ設定だよ

では上記でタイプ分けをして、たとえば「今回はタイプ③を狙おう」となったとき。

ペルソナ設定をして、タイプ③の中でも具体的な人・状況を設定していきます。

  • 32歳、男性(仮名:佐藤さん)
  • 大手企業のサラリーマン
  • 妻と子供あり
  • 週末は基本家族サービスをして過ごす
  • 風呂あがりのビールがたまらない
  • 最近家を買ったのでローンの負担が大きい
  • 節約を心がけている
  • いままでずっとビールを飲んでいて、発泡酒や第3のビールなど考えたことがない(ほぼ知らない)

これはあくまで一例ですが、このようにタイプ③の中でもさらに具体的に今回狙う商品がどのようなターゲットにささりそうか?と深堀していく感じです。

このような感じでターゲット設定をして、つぎにペルソナを考えていくのが自然な流れです。

ちなみに今回お伝えした考え方は、この「ポチらせる文章術」の内容がベースになっています。

少しでも興味があれば、ぜひ読んでみてください。

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